ティッシュケースにデザイン?

ある日の酒の席での事、建築やプロダクトデザインを生業としている知人とこんな話しになった。

どれだけインテリアにこだわってお気に入りの空間を作っても、ティッシュの箱の存在がどうしても気になる、と。

 
巷にはたくさんのティッシュカバーやケースが売られていると思うが、その中でどれがいいとか、気に入るものがないとかそんな単純な話しではない。
日常的に不可欠な存在になってしまっているティッシュを、視覚的には執拗に排除したいと思う思考だったり、隠そうとする心理(自分)に違和感をおぼえる。ティッシュの箱以外にも似たような存在はあるが、ほとんどのものは収納してしまえば解決する。ただティッシュだけはスっと使えないといけないので収納しているのはもっと違和感になる。

 
オシャレ感のあるカバーやケースに入れることも、存在を何とか隠そうとしている感じやオシャレに見せようとしている感じがどうもむずがゆい。ましてやインテリアの調子にあわせようものならたまらなく耐えられない。

 
それなら、やっぱりもともとのパッケージのままで置くことになる・・

 
確かに、最近ではそんな人たち向けにシンプルデザインを装った商品がたくさんあります。ただ、結局は気にしている感が出るのは同じことで、シンプルにと箱自体に何らかのデザイン(配慮)を加えようとした時点でそれは違うということになってしまう。
んーー、
普段から小難しい男たちに酒を入れるとティッシュ箱の穴の中はもう宇宙です。なぜ、たかがティッシュの話しでここまで・・とお思いでしょうが、そんな二人にはいい肴だったりする。赤ら顔のなりきりフロイトとユングは知らないうちに床へ。

 
最終的な結論には至りませんでしたが、一旦はスコッティのグレーだけが入った5個入りがやはり暫定1位ということになった。

翌日、とりあえず5個入りを4つまとめて購入、計20個のストックもリビングの見えるところへ平積み。

グレーの横縞(ティッシュ箱)に逆に存在感をだしてやったというお話しでした。

 

水野