From 12月 2016

2016年の終わりに

早いもので2016年もあとわずか、「何かが変わりそうな予感」と書いたのがもう半年も前のこと。それがトランプ大統領誕生を指していた・・とは言いませんが、あのニュースには驚かされると同時に考えさせられる部分もありました。

一番驚かされたことは、トランプさんが勝ったことでも、ヒラリーさんが負けたことでもありません。それはメディアや専門家のほとんどが開票直前まで大統領選の行方を見誤っていたことでした。こういう類いの調査は我々が思っている以上に精度が高いと思っていました。表面化しづらい部分がどうのと言う人がいますが、結局それが覆された要因はなんだろうと考えると、それは計り知れない「無意識なる繋がりのパワー」のような気がしてなりません。世界までが一瞬にして繋がる時代は、その渦中にいる者たちに妙な高ぶる熱のようなものを一緒に与えてしまうと思っています、それが良いことでも悪いことでも。

人間は悲しいかな自らの意見に自信がもてない。故に、今までは新聞やテレビを中心としたメディアから得た有識者といわれている者の意見に左右されてきてしまった。しかし、インターネットが発達した今は色々な意見や情報があらゆる角度から大量に飛び込んでくる。そして、そこに自分の主張に近いものを見つけた瞬間それは一気に加熱する。

「間違っていたと思ってたけど、こんな人が俺と同じ意見なら・・」

「そうなのよ、実はわたしもずっとそう思ってた・・」

こんな入り口は今までにないパワーを生む典型だ。そして、それが今回大きな波となって押し寄せた瞬間だったのかもしれません。

トランプ大統領誕生がアメリカにとって世界にとって良かったかどうかは別として、ありえないと思っていたことが現実になってしまう怖さの中に大きな希望を感じてしまうのはわたしだけでしょうか。

今年も一年ありがとうございました。

 

水野

 

 

ティッシュケースにデザイン?

ある日の酒の席での事、建築やプロダクトデザインを生業としている知人とこんな話しになった。

どれだけインテリアにこだわってお気に入りの空間を作っても、ティッシュの箱の存在がどうしても気になる、と。

 
巷にはたくさんのティッシュカバーやケースが売られていると思うが、その中でどれがいいとか、気に入るものがないとかそんな単純な話しではない。
日常的に不可欠な存在になってしまっているティッシュを、視覚的には執拗に排除したいと思う思考だったり、隠そうとする心理(自分)に違和感をおぼえる。ティッシュの箱以外にも似たような存在はあるが、ほとんどのものは収納してしまえば解決する。ただティッシュだけはスっと使えないといけないので収納しているのはもっと違和感になる。

 
オシャレ感のあるカバーやケースに入れることも、存在を何とか隠そうとしている感じやオシャレに見せようとしている感じがどうもむずがゆい。ましてやインテリアの調子にあわせようものならたまらなく耐えられない。

 
それなら、やっぱりもともとのパッケージのままで置くことになる・・

 
確かに、最近ではそんな人たち向けにシンプルデザインを装った商品がたくさんあります。ただ、結局は気にしている感が出るのは同じことで、シンプルにと箱自体に何らかのデザイン(配慮)を加えようとした時点でそれは違うということになってしまう。
んーー、
普段から小難しい男たちに酒を入れるとティッシュ箱の穴の中はもう宇宙です。なぜ、たかがティッシュの話しでここまで・・とお思いでしょうが、そんな二人にはいい肴だったりする。赤ら顔のなりきりフロイトとユングは知らないうちに床へ。

 
最終的な結論には至りませんでしたが、一旦はスコッティのグレーだけが入った5個入りがやはり暫定1位ということになった。

翌日、とりあえず5個入りを4つまとめて購入、計20個のストックもリビングの見えるところへ平積み。

グレーの横縞(ティッシュ箱)に逆に存在感をだしてやったというお話しでした。

 

水野